赤ちゃんがお布団で窒息する事故をよく耳にするので、不安になっているママもいるのではないでしょうか。
昼間は気にかけることができるのですが、赤ちゃんが寝返りができるようになると、夜寝ている間にお布団で窒息して亡くなる事故が起こりやすいので注意が必要です。
個人差はあるものの、赤ちゃんは生後3ヶ月~6ヶ月頃までの間に、寝返りができるようになっていきます。
寝返りができるようになると、布団にうつ伏せになることによる窒息死を心配される方も多いと思いますが、赤ちゃんが窒息する原因は実は他のところにあります。
赤ちゃんが寝返りで窒息を防ぐ対策
赤ちゃんがお布団の上で自力で寝返りやうつ伏せ寝ができるようになるには、頭や首、腕や体、腰の筋肉や神経がしっかりと発達していなければいけません。
つまり、赤ちゃんが自力で寝返りができるようになるということは、うつ伏せ寝で気道がふさがれ場合、自分で顔を横に向け、気道を確保したりする行動が少なからず取れることを意味しています。
では、そのような自己防衛ができるはずの赤ちゃんが、寝返りやうつ伏せ寝をすることで、窒息してしまうのはなぜかというと、窒息死の主な原因は布団やまくら、小物や衣服などで赤ちゃんの気道が塞がれてしまうことにあります。
特に柔らかい布団などは、赤ちゃんがうつ伏せになって気道の確保をする行動をおこしても、それができず、気道が塞がれてしまっていれば、泣いて知らせることもできません。布団や枕が柔らかいと、それだけで、赤ちゃんに命の危機を与えてしまいます。
寝返りを始めた赤ちゃんの布団は、気道確保ができるように、やわらかくないものを選ぶことが重要です。
重い掛ふとんも窒息の原因に!
重たい上掛けの布団も赤ちゃんが窒息する原因になります。これは知らない間に赤ちゃんの顔に掛布団がかぶさってしまい、重さで窒息してしまうというものです。
軽い掛け布団でも、ふと気が付くと顔の上にかぶさっていてあわや大惨事ということになるケースもあるので、赤ちゃんが寝ている時のお布団の状態をこまめにチェックしてあげましょう。
また、赤ちゃんと一緒に夜添い寝をする場合も特に注意が必要です。大人も夜は熟睡してしまいまうので、気づいたら赤ちゃんの顏の上に重い大人の布団がかぶさって窒息死してしまったという悲しい事故もあります。
寝返りを始めたら要注意!
また、寝返りを覚えた赤ちゃんは、頻繁に寝返りをうつようになり、「窒息するんじゃないか?」とヒヤヒヤすることがありますよね。
でも、自力で寝返りができるようになったとしても、最初はまだうまくできないことの方が多いものです。
寝返りを始めるのは個人差はありますが、だいたい4~6か月くらいです。そんな時期に柔らかい布団で寝ているとうつ伏せになった時に顔が布団にうもれて赤ちゃんが窒息してしまうのです。
こういう理由から、ベビー布団は硬めのマットレスがよく売られているのです。
もし、赤ちゃんを大人用の布団で寝かせているのなら、窒息を防ぐためにもべビー布団の使用し、寝返りが上手にできるようになったとしても、思わぬ事故に発展する恐れがあります。
しばらくの間はお布団の固さや赤ちゃんの様子を注意深く見守ってあげるように気を付けましょう☆
赤ちゃんの窒息防止のために硬い布団が最適な理由
赤ちゃん用のお布団は、大人のものと比べて少しの固めに作られています。実は、ベビー布団が固めに作られているのには、赤ちゃんの窒息防止と大きな関係があるのをご存じでしょうか?
ここでは、なぜ赤ちゃんに固めの布団いいのか?その理由を紹介します☆
赤ちゃんは、柔らかい布団で窒息してしまう!?
寝返りをはじめた赤ちゃんのうつ伏せ寝を気にする方も多いですが、実は寝返りそのものが窒息死の原因になるわけではないのです。
赤ちゃんが窒息してしまう主な原因は、寝返りしてうつ伏せになってしまったことではなく、寝返りした場所の布団の柔らかさに原因があります。
自力で寝返りができるようになった赤ちゃんは、ほとんどの場合自分で顔を横にして、気道を確保して窒息防止のための筋肉や神経が発達しています。
しかし、寝ている布団が柔らかいと、気道を確保するためにやっと顔を横にしても、顔が埋もれたまま気道を確保することができず、窒息してしまうのです。
まとめ
今回は赤ちゃんが寝返りで窒息を防ぐ対策!危険から守る3つのポイントと注意点と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
ベビー布団は、今から40年以上も前に誕生し、何度も何度も改良を重ねられ、今のような安全で快適なベビー布団が作られるようになりました。大人用の布団の小型版と思ったら、大間違い!
赤ちゃんには、赤ちゃんにあったしっかりとした安全なベビー布団を使用するからこそ、窒息防止にもなり、赤ちゃんを守ることができます。実はしっかりと考えて、あのベビー布団の固さが再現されているんですね。
ご家庭の環境によっては、大人用の布団で代用するところもありますが、本当にその布団は赤ちゃんに適した固さになっていますか?再度確認してみましょう。
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