「平均よりも早く寝返りや一人歩きが出来た赤ちゃんは、運動神経が良くなる!」と耳にすることがありますよね。
赤ちゃんの成長には個人差が大きく、生まれた時の体重も違えば、首がすわる時期・寝返りができるようになる時期も異なるのは、当たり前ですよね。
しかし、逆に言えば平均よりも遅かった子のママからすれば、「うちの子は運動神経が悪いのかも?」とちょっと心配になってしまいますよね。
寝返りが早ければ、歩き始めるのが早ければ、運動神経も本当に良くなるのでしょうか?ここでは、赤ちゃんの寝返りと、運動神経の関係について調べてみました!
寝返りが早い=運動神経がいいわけではない!?
「寝返りが早い赤ちゃんは、運動神経が良くなる!」と言われることもありますが、寝返りが早いからと言って運動神経が良くなるというわけではありません。
運動神経向上は、環境による影響が強く出るので、寝返りが早い=運動神経がいい!ということではないので、逆を言うと「寝返りが遅いから運動神経が悪い」ということでもないのです。
子供の運動神経をよくするためには、寝返りやお座り、ハイハイといった赤ちゃん特有の動きを、制限することなく自由に行わせてあげることが大切です。
特にこの時期の赤ちゃんは、好奇心や探究心が体を動かす原動力となっていますので、赤ちゃんの探索行動を邪魔せず、安全な限り自由に動けるよう家の中を整えておきましょう☆
ママと一緒に全身運動をしよう!
また、赤ちゃんにとってママと一緒に遊びながらの運動は、運動神経だけでなく、同時に心の安らぎや安定感を養うのにも適しています。
お子さんの運動神経を伸ばすのは、パパママの心がけ次第ですよ。
寝返りの早い遅いに関わらず、全身を使って楽しく運動させてあげるのことで身体能力が上がっていくので、めいっぱい体を動かして遊んであげましょう!
身体を使って遊ぶと身体能力が高まるだけでなく、心地よく疲れて良質な睡眠も摂れて一石二鳥ですよ☆
運動神経は遺伝ではない?
運動神経の遺伝子研究は年々進み、現在では運動神経は遺伝要素だけでなく、主に環境による要因が強くかかわっていると言われているそうです。
つまり、親が運動神経が悪いからと言って、必ずしも子供も運動が出来ないかと言われれば、けっしてそうではないということです。
運動神経は、子供自身が自由に遊び、色々な動きを経験する中で、培っていくものであり、そういった環境をつくってあげることが、運動神経をより向上させてくれるのです。
「パパもママも運動神経が悪いし、赤ちゃんも寝返りが遅いから運動神経は悪いだろうな~」なんて考えず、身体をたくさん動かして身体能力を伸ばしてあげましょう☆
寝返りはいつ頃できるようになるのが一般的?
「寝返り」は、赤ちゃんの成長の一つの目安ともなるため、初めての寝返りを今か今かと待ち望んでいるパパママも多いはずですよね!
赤ちゃんが寝返りができるようになる時期は個人差があり、早い子は生後2ヶ月頃から体をねじって寝返りのような動きが見られます。
平均的には5~6ヶ月で上手にできるようになる子が多いようです。
しかし、寝返りとはどのような状態をいうのでしょうか?ここでは、赤ちゃんの寝返りについてお話しします!
「寝返り」とは?反転できたら成功?
赤ちゃんの寝返りとは、自分の力で回転して、仰向けの状態からうつぶせの状態に反転することを指します。
寝返りができるようになると、仰向けで一定だった赤ちゃんの視界が更に広がり、上下を見渡せるようになるため、よりより刺激を与えられるため、成長段階の1つの目安とも言われています。
仰向けになって足を掴んだり、身体をねじったりする様子が見られるようになってくると、もうすぐ寝返りができるようになるサインです。
でも、身体をねじって寝返りのようなことはできているけど、まだ完全に反転できていない・・・
そのような状態はまだ寝返りができているとは言えないので、少しお手伝いをしてコツを掴ませてあげてみてくださいね!
寝返りの練習は必要?
赤ちゃんに早く寝返りをさせたい!と思う気持ちはわかりますが、発達に合わせて寝返りを習得していくものなので、無理矢理練習させる必要はありません。
身体をねじったりする「寝返りサイン」が見られるようになったら、足首を優しく掴んでサポートしてあげることで寝返りしやすくなるので、少しずつ慣らしていくのがよいでしょう。
ベビーの寝返りは、大人と違って下半身に勢いをつけてねじってから、上半身を持っていくという特徴があります。
赤ちゃんの寝返りの練習を大人が手伝う際にも、同じように、下半身から反転させ、寝返りさせてあげましょう。
うつぶせ体操をさせよう!
「うつぶせ体操」とは、寝返りをした際に顔を自力で持ち上げられるように、あえてうつぶせにして、顔を持ち上げる練習をすることです。
寝返りが出来るようになると、注意しなくてはならないのが、顔を上げられず窒息してしまうことなので、赤ちゃんの首が据わり、動きが活発になってきたら、寝返りができる前からうつぶせ体操もさせてあげましょう。
ただし、うつぶせ体操をする際は決して目を離さず長時間続けるのは控え、窒息や乳幼児突然死症候群の危険もあるので、練習する時には慎重に行いましょう。
寝返りとは赤ちゃんの成長の1つの目安ですが、できる時期に個人差が大きいため「うちの子はまだ寝返りできない・・・」と悩んで無理に練習させたりする必要はあありません。
赤ちゃんの発達を穏やかな目で見守ってあげてくださいね☆
まとめ
今回は赤ちゃんの寝返りが早いと運動神経がいいって本当?遺伝と関係ある?と題してお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
わが子の成長の早い、遅いは何かと気になってしまいますが、寝返りが早い=運動神経がいい、寝返りが遅い=運動神経が悪いという訳ではないんですよ。
ネットで寝返りについて検索していると「寝返りが早いと障害の可能性」「寝返りが遅いと障害の可能性」という両方について書かれた記事を目にすることがありますが、どちらも正しいとは言えない、ということですね。
例え寝返りが遅かったとしても、無理矢理練習をさせたりせずに、ゆったりとした気持ちで赤ちゃんの成長を見守ってあげてくださいね!
今回の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました☆
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