育児書を見ると、首すわり→寝返り→お座り→つかまり立ち→一人歩きのように、赤ちゃんの発育には順番があるように書かれていますよね。
しかし実際には、その順番通りに進むとは限らず、お座りより先につかまり立ちをしてしまった!なんてケースも決して珍しくはありません。
赤ちゃんの発達が順番通りに進まない場合は心配になってしまうこともありますが、赤ちゃんつらそうでなければ、様子を見ても問題ないので安心してくださいね!
ここでは、赤ちゃんがお座りより先につかまり立ちをしてしまったときの発育についてお話しします。
赤ちゃんがお座りより先につかまり立ちしても問題ない?
赤ちゃんは、寝返り、お座り、ハイハイ、つかまり立ちと、決められた順番で発達していくように感じている方も多いと思いますが、決してそのようなことはありません。
寝返りをしないままおすわりしたり、お座りより先につかまり立ちをしたりと、赤ちゃんによってそれは様々なので心配する必要はないのです。
順番が違うからといって、異常があるというわけではありませんので、発育の順番はあくまでも目安として見るようにしておきましょう☆
お座りより先につかまり立ちをしたら体に負担がかかる?
赤ちゃんは、ハイハイやお座りより先につかまり立ちをすると、足や腰に負担がかかって良くない、といわれることがあります。
しかし、これは大人が無理に体を支えて立たせているような場合の話で、赤ちゃん自身が自らつかまり立ちしているのであれば、あまり気にする必要はありません。
もちろん、お座りができるか?できないか?は、赤ちゃんの順調な発育を見る上で、とても大切な基準となります。
赤ちゃんの発達上異常があるかどうかは、10ヶ月以降に確認することなので、それまでは、様子を見てもよいでしょう。
転倒には気を付けよう!
もしも、赤ちゃんがお座りより先につかまり立ちをして足腰に負担がかかっているのであれば、赤ちゃん自身も不快に感じてつかまり立ちはしないはずですが、好奇心が強くてつかまり立ちをしている場合もあります。
赤ちゃん自身が進んでつかまり立ちをしているのなら、例えおすわりがまだできなくても、無理にやめさせる必要はありません。
ただし。腰がしっかり座る前のつかまり立ちは、腕の力で支えている場合も多いため、下半身が安定するまでは転倒の危険があります。
お座りがまだできない赤ちゃんがつかまり立ちをしている際には、予期せぬ怪我をしないように、十分な安全対策をとってあげるよう注意するようにしましょう!
赤ちゃんのおすわりが遅い場合、練習をさせるべき?
赤ちゃんの成長過程の一つでもある「おすわり」は、平均的に生後6ヶ月~9ヶ月頃に完成すると言われています。
背中を丸くして座る赤ちゃんの姿はとても愛らしいものですよね。
でも、おすわりをさせてもすぐに倒れてしまったりして、なかなか上手にできず「うちの子ちょっと遅いのでは…?」と心配になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
赤ちゃんの成長には個人差があるものの、同じような月齢の赤ちゃんが上手におすわりがで
きるようになっていると、ついつい心配になってしまいますよね。
でも、おすわりが遅いからと言って、心配しすぎなくても大丈夫です!
次に、赤ちゃんのおすわりが遅い場合の対処法と、発達のしくみについてお話しします。
おすわりが完成する時期は個人がが大!
「おすわりの完成」とは、赤ちゃんが背筋をまっすぐ伸ばし、周りの支えなくても座っていられる状態のことを指します。
赤ちゃんの運動機能の発達は、徐々に脳に近いところから遠いところへと広がっていきます。
おすわりが出来る様になるということは、首がしっかりすわり、腰やおしりの筋肉や神経が発達し、骨盤を支えてバランス取れるようになることが必要なのです。
首すわり、寝返りにも早い子、遅い子がいるのと同じで、おすわりができるための筋肉が早く発達してできるようになった子、少し遅い子がいるのも当然なことなのです。
おすわりが遅い子には練習が必要?
赤ちゃんのおすわりの完成が遅いから、おすわりの練習をさせなくちゃ!と、おすわりの練習方法を調べているママもたくさんいるかもしれません。
しかし、早めにお座りの練習を始めて、たくさん練習をすれば早く出来る様になるのかと言えば、そういうわけではないのです。
もちろん、お座りの姿勢になれることは大切ですが、赤ちゃんに無理をさせ、骨や筋肉にダメージをあたえてしまう場合もあるので注意が必要です。
お座りが遅い赤ちゃんても、運動機能が発達する時期が来れば、おすわりの姿勢にもすぐになれますので安心してくださいね。
多少成長が遅いと感じても、焦らずに赤ちゃんのペースに合わせて見守ってあげるようにしましょう。
まとめ
今回は赤ちゃんがお座りより先につかまり立ちをしたけど発達に問題がある?と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんがお座りより先につかまり立ちしてしまっても、成長過程において問題はないので安心してくださいね!
多くの赤ちゃんは、生後7ヵ月から8ヵ月ごろまでにお座りが完成すると言われています。
しかし、これには個人差が大きいので、早い子・遅い子がいるのは当然なこと!ということを頭に入れて、例えわが子の発達が遅く感じても、ママが心配してしまうと赤ちゃんに伝わってしまうので、焦らずゆとりをもって見守ることも大切です。
無理におすわりの練習をさせる必要はありませんが、日々の生活の中で少しずつ筋肉をつけ、徐々にしっかりとしたおすわりが出来る様にサポートしてあげましょう。
おすわりが遅いからと言って、早くおすわりを覚えさせようとするよりも、まずはそれまでの成長過程がしっかりと出来る様になっているかを確認するのが何よりも大切ですよ☆
今回の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました!
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