赤ちゃんは離乳食が始まるまでは、基本的に栄養を全て母乳やミルクから摂取しているので、基本は水分量の多い水っぽい「ゆるゆる」のうんちで回数は多かったと思います。
生後3ヶ月頃になると腸の働きが活発になり、お腹にうんちを貯めておけるようになるため、うんちの回数が減っていきます。
それと同時に、少しずつうんちが形になっていき、色も深緑や明るい茶色から大人と似たような色に近づいてきます。
今までは1日に何回もうんちをしていたのに、急にうんちの回数が減ると「便秘なのかな?」「どこか悪いのかな?」とと不安になってしまいますよね。
今回は、生後3ヶ月の赤ちゃんのうんちの回数や色・便秘の改善方法についてご紹介していきます。
生後3ヶ月│うんちの回数が減ったけど大丈夫?
生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、腸が発達してうんちを貯められるようになることと、授乳の回数が落ち着いてきたことによって、排泄する回数が減る現象がおこります。
生後3ヶ月頃の赤ちゃんのうんちの平均回数は「1日2~5回」です。
「え?そんなに出るの?気付かなかっただけで、実は我が子は便秘なのかもしれない!」と心配になりますよね。
私も子育てをしてるのですが、生後3ヶ月頃の赤ちゃんのうんちの回数は1日に1回くらいが平均だと思っていたのでまさかそれだと少ないとは…。少し驚いてしまいました。
実は平均のうんちの回数より少ないからと言って、全てが「便秘」という訳ではないので、心配しすぎないようにしてくださいね。
うんちの回数には個人差もある!?
赤ちゃんの成長には個人差があるのと同じで、生後3ヶ月頃の赤ちゃんのうんちの回数にも個人差が大きく表れるので、1日1回しかうんちが出なくても「便秘」とは言えないのです。
うんちの回数が新生児の頃と同じくらい多い赤ちゃんもいれば、授乳回数が減った影響で一時的に水分量が減り、うんちの回数が少なくなることで便秘ぎみになってしまう赤ちゃんが増える時期なんですよ。
ただし、一般的に3日に1回よりも排便が少ないとなると、便秘傾向にあると言えます。
あくまで生後3ヶ月の頃のうんちの回数の目安であって、赤ちゃんによって個人差があるのでまだこの時期の便秘については心配しすぎなくても大丈夫ですよ!
普段からしているうんちの回数と見比べてみて、圧倒的に回数が少なかったり、おならばかり出る、顔を真っ赤にしていきむのに出ない場合は便秘を疑ってみるようにしましょう。
生後3ヶ月│うんちの色で健康状態がわかる?
おむつ交換をする際に、うんちの色をチェックしているママは多いと思いますが、生後3ヶ月になり色がだんだん黄色になってきたと思っていたら、また深緑色のうんちが出て驚いた!なんてこともありますよね。
本来の健康的なうんちはだんだん黄色になることが多い時期ですが、「ミルク」を飲んでいる赤ちゃんは急に緑色のうんちをすることもあります。
新生児の頃は深緑色のうんちが当たり前でしたが、久しぶりに深緑色のうんちが出た時は「どうしてまた深緑色に戻ったの?」「お腹を壊しているのかな?」と心配ですよね。
でも、生後3ヶ月の赤ちゃんが急に深緑色のうんちをするのは、腸の中で酸化して深縁になっているだけなので心配しないでくださいね。
注意したいうんちの色とは?
生後3ヶ月の赤ちゃんのうんちの色は、基本的に明るい黄色~茶色っぽい、大人と似たような色で、まれに深緑色のうんちをすることもあります。
ただし、注意したいうんちの色もあるので、おむつ交換の際に「あれ?色がいつもと違う…。」と気づいたら、すぐに以下の項目をチェックしてみましょう。
・粘液便状のうんち:腸の炎症や、消化不良を起こしている可能性があります。
・黒いうんち:胃や十二指腸からの出血の可能性があり、胃潰瘍が考えられられます。
・白いうんち:ウイルス性胃腸炎や胆道閉鎖症の可能性、ロタウイルス性胃腸炎、が考えられます。
生後3ヶ月の赤ちゃんのうんちの色が「白・黒」だった場合は、症状が重症化してしまう可能性があるので、緊急での病院の受診をオススメします。
他にも、下痢など心配な事があり病院を受診する際は、「うんちを持参」するようにしましょう。
また、病院に行くまで時間が経過してしまう場合は「携帯で撮影して画像」として残しておくと適切な診断が受けられますよ。
生後3ヶ月│便秘による病院受診目安は?
「うんちが何日でないと便秘。」という細かい決まりはありませんが、平均で考えると4日排泄が無い場合は便秘として認識して病院を受診するなど、対処方法を考えましょう。
特に簡単で効果が高い便秘解消方法は、「綿棒浣腸」です。
と言われましても、やった事がないとどうしたらいいのか分からないママもいますよね。
簡単に説明すると、ワセリンやベビーオイルなどを綿棒に塗りすべりをよくした物で、赤ちゃんの肛門に1cmほど入れて腸を刺激し、排便を促します。
その際に、肛門付近までうんちが降りてきてくると綿棒にうんちがつくので、もう少しで排便されるサインです。
でも、1分くらい綿棒浣腸をやっても出ない場合は、無理をして出そうとせず半日時間をおいたり次の日にチャレンジしましょう。
授乳後30分以内が腸の動きが活発的になっており、綿棒浣腸のタイミングとして適していると言えますよ!
綿棒浣腸が効かないようなら病院を受診するのが◎
赤ちゃんの便秘の改善方法として、最も効果があるのが綿棒浣腸ですが、それでも綿棒浣腸が効かない場合は、直腸以外の場所にうんちが溜まっている場合が考えられます。
そんな時は、何度も綿棒浣腸を繰り返したりせず、病院に行って先生に診てもらうことも大切ですよ。
便秘で病院を受診すると、液状の浣腸をしてまず溜まっているうんちを出し、便秘予防としてマルツエキスや酸化マグネシウムなどが処方されます。
特に苦しそうにしていない場合は、「3日目で綿棒浣腸・4日目で病院受診」という感じで赤ちゃんの機嫌を注意深く観察して、必要なタイミングで病院を受診するのがオススメです。
まとめ
今回生後3ヶ月│うんちの回数が減った、色が変わってきたけど大丈夫?と題してお送りしてきましたが、いかがでしたか?
生後3ヶ月頃になると少し育児にも慣れてきて余裕ができた頃、今まで気づかなかった事にも気づけるようになり、同時に心配に感じる事がでてきますよね。
特に生後3ヶ月頃の赤ちゃんのうんちの回数は日によって異なったり、「もう1週間もうんちが出ない…。」なんてこともあると思います。
それでも、元気で食欲もあるようなら、心配しすぎなくても大丈夫ですよ!
また、便秘になりにくくする日頃のケアとして、おへそを中心に「の」の字状にマッサージしたり、「足を動かす遊び」をしたりすることで便秘の予防改善を目指してみてくださいね。
それでももし心配な場合は、身近にいる両親などではなく病院の先生や助産師さん、市役所の人などに相談して一人で抱え込まないようにしてくださいね!
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