赤ちゃんの指しゃぶりは、生後2ヶ月ぐらいになると始まってくる子が増えてきます。
指しゃぶりをしている姿は可愛らしいのですが、あまりにも頻繁にするようになると「このままにしておいてもいいのか?」ママも心配になることがありますよね。
赤ちゃんが指しゃぶりをする原因は何なのか?空腹?それとも、愛情不足??指しゃぶりをやめない場合はどう対処したらいいのか?など疑問がたくさんあると思います。
そこで今回は生後2ヶ月の赤ちゃんが指しゃぶりをする原因と対処法についてまとめていきます。
生後2ヶ月頃 指しゃぶりをする原因は何?
生まれてからしばらくは指しゃぶりをしていなかったのに、 生後2ヶ月頃から赤ちゃんが急に指しゃぶりを始めた!という経験をしたママは多いのですが、指しゃぶりをする原因は何なのでしょうか?
実は生後2ヶ月頃から、赤ちゃんの吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)という機能が備わっていることが、指しゃぶりの原因なんですよ。
この吸啜反射は、赤ちゃんの口に触れたものを吸うという本能的な行動のため、母乳やミルクを吸うための必要な本能となります。
このことからも、生後2ヶ月頃から赤ちゃんがおしゃぶりを始めるのは、本能的なことなので心配しなくて大丈夫ですよ。
指しゃぶりも成長の1つ
生後2ヶ月頃になってくると、赤ちゃんは少しずつ自分の意思で手や足を動かせるようになってきます。
自の手を自分の意思で動かすことができる!と気付き、おもちゃのような感覚で、本能的に口元に手を持って行って指しゃぶりをすることができるようになります。
これは、生まれたばかりの頃にはできないことなので、指しゃぶりができるようになったのは生後2ヶ月の赤ちゃんの成長過程の1つなんですよ!
また、指しゃぶり自体は手や口から刺激を受け、脳の発達を促してくれる役割や、目と手の協調運動を発達させてくれる役割もあるため大切な行動とも言えます。
指しゃぶりをしている赤ちゃんの姿はとても可愛らしいので、心配しすぎないで好きなだけ指しゃぶりをさせてあげましょう。
生後2ヶ月 指しゃぶりをするのはどんな時?
赤ちゃんが一度指しゃぶりを覚えてしまうと、頻繁に指を吸い続けるようになってきますが、特に次のような場合に指しゃぶりをしていることが多いようです。
- お腹が空いている時
- 眠たくなってきた時
- 何かストレスを感じている時
生後2ヶ月頃の赤ちゃんの指しゃぶりというのは、ミルクや母乳を飲む時と同じような動作なので、お腹が空いたときについ指しゃぶりをして空腹を訴えていることもあります。
また、指しゃぶりをしながら泣くこともありますが、これも空腹を訴えているときや、 眠たくなったけどなかなか寝付けない時などによく見られます。
指しゃぶりをしながら気分を落ち着かせ、そのまま眠ってしまうこともありますよ。
指しゃぶりをする原因は愛情不足?
また、生後2ヶ月頃の赤ちゃんの指しゃぶりは、ママやパパの愛情不足が原因なのでは? という考えもあり不安になっている方もいるかもしれませんね。
でも、これは2歳以降でも指しゃぶりをしている場合に考えられます。
この時期の指しゃぶりは、学びや遊びからも指しゃぶりをするので、あまり心配する必要はないので安心してくださいね。
手をグーにしてそのまま口にもって吸う「げんこつしゃぶり」や、「こぶししゃぶり」などをする赤ちゃんもいます。
これらも同じ原因が考えられるので、特に気にしなくても大丈夫ですよ。
赤ちゃんの指しゃぶりで気をつけたいことは?
生後2ヶ月のベビーが指しゃぶりをするのは、成長することによる学び・遊びの1つでもあるので、見守ってあげてもいいということは分かったと思います。
でも、頻繁におしゃぶりをしていると、このまま放っておいてもいいのか?何か注意しなければいけないのか?気になってしまいますよね。
次に赤ちゃんのおしゃぶりで注意したいことを紹介します。
指しゃぶりで出っ歯になる?
生後2ヶ月頃から始まる事が多い赤ちゃんの指しゃぶりは、「将来出っ歯になる」と聞いたことがあり心配する方も多いと思います。
しかし、赤ちゃんが指しゃぶりをすることで、出っ歯になったり将来の歯並びに影響を及ぼしたりするということはないので、気にしなくても大丈夫ですよ。
ただし遅くても1歳半から2歳までには止められるようにしましょう。
1歳半を過ぎると、もう乳歯が生えそろっていることが多く、乳歯が生えそろってからの指しゃぶりは噛み合わせなどに影響が出てくることがあるので気をつけてくださいね。
こまめに手を拭いて清潔に
また、生後2ヶ月の赤ちゃんの口はまだ小さくても、指しゃぶりをした後の手はよだれで濡れていますよね。
手によだれがついたままにしておくと、埃がついたり菌が繁殖しやすくなったりしてしまいます。
赤ちゃんが口から指を離したら、濡らした清潔なタオルやウエットティッシュなどを使ってこまめに拭いて清潔にしましょう。
また、指しゃぶりをしすぎて指が赤い…そんな時は、哺乳瓶の乳首と同じ形のおしゃぶりを与えると吸啜反射で吸い付いて指しゃぶりをやめてくれることもありますよ!
ミトンはしないで!!
生後2ヶ月の赤ちゃんが指しゃぶりばかりしているから手にミトンをした方がいいのかな?と思うかもしれませんが、ミトンで手を覆うのはやめましょう。
ミトンをすることによって指先の発達が遅れてしまう可能性がありますし、ミトンを付けた所でミトンを口に入れてベトベトに濡らしてしまいます。
ミトンは指しゃぶりを防ぐ物ではなく、引っ掻き傷を作ってしまった時に更に傷に触れて悪化させないために手につけるものです。
指しゃぶりは悪い物ではないので、一生懸命指しゃぶりをしている時は優しく見守ってあげてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?生後2ヶ月頃から赤ちゃんの指しゃぶりが始まりますが、 それは赤ちゃんが成長していく過程で必要な行為です。
指しゃぶりをすることの悪影響を心配せずに、赤ちゃんの成長が見れている!と喜んであげてくださいね。
ただ、指しゃぶりを乳歯が生え揃うまでにはやめられるようにしたり、 指しゃぶりをした後の手はこまめにキレイにしてあげて温かく見守ってあげましょう。
指しゃぶりが頻繁で気になる場合は、新生児から使えるおしゃぶりを与えることもできますが、指しゃぶりにはメリットも多いので、指しゃぶりを存分にさせてあげてくださいね。
今回の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました☆
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