絵本の読み聞かせ…話に聞くと良さそうな気はしても、実際には、どのような効果が赤ちゃんにあるのか?いつから始めたらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
事実に、絵本が脳と心の発達にいいことは、あらゆる科学の研究でも、立証されています。
その効果は、実際に読み聞かせていかないと分からないかもしれませんが、他のどのツールよりも絵本の読み聞かせが良いというのは、続けていくうちにいつかきっと実感することでしょう。
ここでは、赤ちゃんへの絵本の読み聞かせはいつから始める?どんな効果があるか?についてご紹介します☆
赤ちゃんへの絵本の読み聞かせはいつから始める?ど
テレビやDVD・スマホなど、最近は様々なツールが溢れていますが、絵本が一番赤ちゃんの脳と心の発達にいいことは、あらゆる科学の研究で立証されています。
その理論としてご紹介しておきたいのが、複雑な障害をもって生まれた女の子クシュラのお話です。
クシュラは複数の医師から精神的にも身体的にも遅れていると言われ、3ヶ月になっても物も握れず、自分の指先より遠いものはよく見えなかったそうです。
しかし、生後4ヶ月から両親が一日14冊の本を毎日読み聞かせていたところ、5歳になる頃には彼女の知性は平均よりはるかに高く、本が読めるようになっていたそうです。
脳と心に好影響
絵本を読んでもらっているあいだ、テレビなどのデジタルコンテンツを見ている時に比べ、子供の脳は活発に動いています。
それは、まだ言葉の意味がわからない小さな赤ちゃんでも同じで、楽しい場面では笑顔になり、泣いている場面では悲しそうな顔をしますよね。
これは、喜怒哀楽を自分なりに理解しようとしている証拠であり、絵本を繰り返し読み聞かせることは、赤ちゃんの脳や心にとても良い影響を与えると言われています。
絵本の読み聞かせをすると、子供の心を豊かにするといわれている理由の一つに、赤ちゃんに安心感を与えるためだといわれています。
絵本を読むときのママの声は、お腹の中で聞いていた声なので、とても安心感があり、その安心感から、絵本の楽しさを味わい、赤ちゃんはますます本が好きになっていきますよ。
また、小さい赤ちゃんと何をして遊べばいいか分からない、そんな時にも絵本は活躍します。
読み聞かせは短時間でもOK!
絵本の読み聞かせは、愛情が伝わるコミュニケーションツールとして、とても有効な方法なので、短い時間でもいいので、優しい声でゆっくり読み聞かせてあげましょう
読み聞かせをする絵本は、毎日同じ絵本でも構いませんし、赤ちゃんの好きな本ばかりでも構いません。
同じ本を何度も読み聞かせることで学習能力もアップするので、まずはママが読みたい本を一冊買って読み聞かせてあげてください☆
赤ちゃんに寝る前の読み聞かせはいつから始めるのが最適?
母さんの膝に座って、子供たちに絵本の読み聞かせをする… ママになる方なら、一度は思い描いたシュチュエーションですよね。
しかし、絵本の読み聞かせが脳に良いとわかっていても、実際はいつから始めればいいかが分からない方も多いと思います。
大丈夫です。絵本の読み聞かせに、「いつから」とか決まった時期などは全くありません。次に、赤ちゃんに寝る前の読み聞かせを始めるタイミングについてお話しします。
ひとりひとりのペースでOK!
絵本を寝る前に読み聞かせると、その場で赤ちゃん反応を見ながら進めることができるので、ひとりひとりのペースにあわせて始められます。
基本的にいつから始めたほうが良いということもなく、遅かったからと心配する必要はありません。
最近は、NPOブックのスタートにより、赤ちゃんに絵本をプレゼントする取り組みも始まったので、赤ちゃんが楽しんでくれるなら、0歳から読み始めてあげるのもオススメ☆
胎教として妊娠中から始める方も…
早い方だと、赤ちゃんの聴力が発達する妊娠7~8ヶ月頃から、胎教として寝る前の絵本の読み聞かせを始めたという方もいます。
もちろん話の内容まではわかりませんが、読み聞かせをすることで、お母さんの声がお腹の中で響いて赤ちゃんの安心につながるそうです。
また、寝る前に絵本を読むことは、生活リズムを整える目的や入眠儀式としても効果的で、読む時間が決まっていることで、赤ちゃんもスムーズに眠りにつくことができます。
リズムを整えるためにも「いつから」と考えすぎずに、寝る前の絵本の読み聞かせを早めに始めてみるのはいかがでしょうか?
読み聞かせにも最適!赤ちゃんに人気の定番絵本3選☆
読み聞かせやプレゼントとして、赤ちゃんが喜びそうな絵本を贈りたいけど、赤ちゃんがどのような絵本に興味があるのか分からないこともありますよね。
赤ちゃんは、繰りかえし読むような愉快な絵本が大好きなので、難しく考えなくても「好きそうかな?」と気軽な気持ちで選んで大丈夫です。
ここでは、0歳の赤ちゃんから楽しめる!人気のロングセラーを続けている絵本を紹介します☆
松谷みよこ作/
「いないいないばあ」シリーズ
可愛らしいくまさんが表紙のこちらの絵本は、 シンプルでありながら赤ちゃんの興味が詰まった内容で、発売から47年500万部を超える超ロングセラーの人気の絵本で、日本で一番売れている絵本と言っても過言ではありません。
内容は「いない、いない、ばあ。にゃあにゃが、ほらね、いないいない…」と、顔を隠した動物たちが、ページをめくと「ばあ!」といないいないばあをしてくれる楽しい絵本です。
こちらのシリーズにはこのほかに「いいおかお」と「もおうねんね」があります。全国学校図書館協議会選定図書にも選ばれている、赤ちゃんにおすすめの人気の絵本です☆[itemlink post_id=”27168″]
かがくいひろし作/
「だるまさん」シリーズ
こちらの作品は「だるまさんが」「だるまさんの」「だるまさんと」と三冊のシリーズになっている人気のだるまさんシリーズの赤ちゃんが喜ぶ絵本です。
面白かわいいだるまさんが、どうなるのかは読んでからのお楽しみ!
0歳の赤ちゃんから大人まで、ページをめくるたびわらいの渦に引きこまれる、とびきりゆかいな絵本です☆[itemlink post_id=”27170″]
林明子作/「きゅっきゅっきゅ」
こちらの絵本は、赤ちゃんがぬいぐるみの動物たちと一緒にスープをのむストーリー。
しかし、うさぎさんがこぼし、くまさんがこぼし…それをきゅっきゅっきゅと拭いてくれる赤ちゃんがとても可愛いですよ☆
赤ちゃんの楽しくやさしい表情が、あかちゃんの心をとらえ、また「きゅっきゅっきゅ」というリズムの良いセリフは赤ちゃんにとっても面白いようで、読むたびに笑顔なれる絵本として人気を集めています。[itemlink post_id=”27171″]
まとめ
今回は赤ちゃんへの絵本の読み聞かせはいつから始める?どんな効果がある?と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんに人気の絵本は単調でシンプルなものが多いのですが、赤ちゃんは同じセリフを何度も繰り返し読むような絵本が大好きです。
絵本を読み聞かせをしている最中のこどもの脳は喜怒哀楽を生み出し、その感情に基づいて基本的な行動を決めている大脳辺縁系が活発に働いているそうです。
優しい子になってほしい。夢を持ってほしいなど、読み聞かせる内容や親の思いは様々ですが、豊かな感情、情動は読み聞かせによりわき上がり、それは情操教育の一環ともなっています。
絵本を読むということは親子のスキンシップを育む時間でもあるので、毎日の生活の中に積極的に取り入れましょう!
今回の記事は以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました☆
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