生後3ヶ月頃になってくると首もすわり始めている頃で、この頃から赤ちゃんをうつ伏せにする練習を始める方も多いと思います。
うつ伏せにすると頭を上げて左右を見たりできるようになったり、完全に頭を持ち上げることができるようになることが首すわりの条件の1つですが、中にはうつ伏せが嫌いで泣き出してしまう子もいますよね。
また、うつ伏せにして頭を上げないと生後3ヶ月頃には首はすわるはずなのに、頭を上げないのはどうして?、もしかして首がすわらず、発達が遅れているのでは?と不安になってしまうママも多いようです。
そこで今回は赤ちゃんをうつ伏せにしたときに頭が上がらない時の練習方法や、はらばいの効果などを詳しく紹介していきます。
生後3ヶ月│うつ伏せで頭が上がらないけど大丈夫?
生後2か月頃から「機嫌のいい時に、1日1回で構わないので赤ちゃんをうつ伏せにしましょう」と書かれている育児書が多く、実際にうつ伏せを実践しているお母さんも多いと思います。
最初のうちは首を床にペタンとつけたままですが、だんだん首を左右に振ったりできるようになり、「もう少しで頭を上げることができるかな!?」と期待しながら見ていても、頭を上げないどころか、嫌がって泣くようになってしまった…。
そうなると、「このまま頭を上げず首がすわらなかったらどうしよう?」「生後2か月頃から頭を持ち上げる子もいるのに、うちの子は発達が遅れているのかな?」と不安になってしまいますよね。
生後3ヶ月の赤ちゃんをうつ伏せにした時に頭を上げないのは、発達が遅れているのでしょうか?
うつ伏せにした時に頭が上がらなくても大丈夫!
赤ちゃんの発達には個人差が大きく影響していて、生後3ヶ月の時点でうつ伏せにして頭を上げないと言って「首がすわらない」「発達が遅れている」ということはまずないので安心してくださいね。
この「うつ伏せにした時に頭を持ち上げる」行動は、首すわりの証拠でもありますが、個人差がとても大きい物でもあります。
一般的に赤ちゃんの首すわりは早い子は生後3ヶ月頃ですが、生後5ヶ月頃に首がすわる子もたくさんいるように個人差が大きいのです。
もし、生後3ヶ月の赤ちゃんをうつ伏せにした時に頭を上げないことが不安な場合は、赤ちゃんに無理のない程度に練習をさせてみるのもおすすめです。
次に、うつ伏せで頭を上げるための練習の方法を紹介しますね。
生後3ヶ月 赤ちゃんのうつ伏せの練習方法
まず、生後3ヶ月の赤ちゃんをうつ伏せにしたときに頭を上げるための練習の時間は、様子を見ながら10秒~30秒ほどの短い時間から始めるようにしましょう。
そしてうつ伏せに慣れてきてから、少しずつ時間を延ばすようにします。
練習方法は、赤ちゃんを柔らかすぎないマットの上にうつ伏せにし、首を左右どちらかに向けて、ガラガラなど音の出るおもちゃを向いている方向と反対側で鳴らしてあげて、首を動かすことで筋肉を刺激します。
左右にスムーズに頭を動かせるようになったら、頭を優しく正面に向かせ、ガラガラを赤ちゃんの目より高い位置で鳴らして興味を引いてあげましょう。
こうすることで、だんだん頭を持ち上げることができるようになってきますよ!
うつ伏せを嫌がったら練習は中止!
生後3ヶ月頃の赤ちゃんは、うつ伏せの練習を始めても初めは頭を上げないこともあったり、うつ伏せを嫌がる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが嫌がって泣いているのに、無理に練習をさせるとうつ伏せ自体を嫌いになってしまうこともあるので、赤ちゃんの様子に合わせてうつ伏せの時間調節したりしてみましょう。
そしてうつ伏せにしたときの手の位置は 顔の横に来るように置いてあげて、体の下に入り込まないようにしておいてくださいね。
うつ伏せの練習を始めても、初めから頭を上げたり手が前に出るわけではありませんので、頭を上げない、 手が前に出ないなどもすぐに心配しなくても大丈夫ですよ。
頭の上で声をかけたりして興味を持たせて少しずつ頭があげられるように促したり、手におもちゃを触れさせて少し動かしたりして手が前に出るように練習してみましょう。
うつ伏せの練習をする時の注意点
生後3ヶ月の赤ちゃんはまだ首がすわっていないことが多いので、うつ伏せの練習をする際には注意してほしいポイントがあります。
①機嫌が悪い時にはうつ伏せにしない
生後3ヶ月頃の赤ちゃんは仰向けで寝ていることが多く、機嫌が悪い時にうつ伏せにされたり、うつ伏せをしている途中で嫌がって泣いたりすることもあります。
そんな時はうつ伏せにしないようにしたり、途中で嫌がった時にはすぐに元に戻してあげて、赤ちゃんが楽しく過ごせるようにしてあげましょう。
②柔らかい布団の上ではやらない
生後3ヶ月頃の赤ちゃんの腕はまだ力が弱いため、 首が座っていないと特に首の向きを自分で変えることが難しく、顔が下に向いてしまうことがあります。
柔らかい布団やマットの上でしていると鼻や口が塞がれてしまい、窒息する可能性があるため、必ず片方マットや布団で行うようにしてくださいね。
③うつ伏せにしたまま目を離さないように
うつ伏せの練習をしている時には、必ずそばを離れないでください。赤ちゃんが苦しいことに気づいてあげられず、窒息してしまう危険性もあります。
また、うつ伏せの練習をしながら寝てしまった場合も必ず仰向けにして寝かせてあげるようにしてくださいね。
うつ伏せの練習は赤ちゃんにとってもいいことですがリスクが高いため、赤ちゃんの安全面も考慮してうつぶせ寝だけはしないようにしましょう。
赤ちゃんのうつ伏せから得られる効果は?
生後3ヶ月頃の赤ちゃんはうつ伏せになると、自分で頭を持ち上げようとしたり手を伸ばそうとしてみたりするようになります。
そうすることで、背筋や肩・首周りの筋肉をよく使うようになるため運動面での発達を促してくれる効果があるんですよ。
また、うつ伏せにすると乳幼児突然死症候群の心配をする方もいると思いますが、 これはうつ伏せで寝ているとリスクが上がるので、うつ伏せをさせる事とは直接関係はないので安心してくださいね。
うつ伏せで寝るのではなく、ただうつ伏せになるのは赤ちゃんにとってはいい運動になるので進んでやってあげるようにしましょう。
うつ伏せにすることでゲップが出やすくなる効果も!
赤ちゃんに授乳をした後はゲップをさせていると思いますが、 なかなかゲップが出ないということもあると思います。
そのような時にうつ伏せにしてあげるとお腹に体重がかかるため、ゲップが出やすくなるという効果もあります。
またうつ伏せにすることで筋肉の発達を促してくれるので、 首すわりや寝返りなどの成長も促してくれるという効果があるので、生後3ヶ月の赤ちゃんに毎日うつ伏せの練習をさせてあげてくださいね!
まとめ
今回は生後3ヶ月│うつ伏せで頭を上げないのは発達遅れ?練習方法は?と題してお送りしてきましたが、いかがでしたか?
生後3ヶ月頃の赤ちゃんはうつ伏せの姿勢の練習を始める方も多いと思いますが、必ずうつ伏せの練習をしなければいけないというわけではありません。
「うつ伏せにしてもなかなか頭を上げない、嫌がることが多い…。」となると、発達面で心配になってしまいますが、まだ生後3ヶ月。全然気にしなくても大丈夫ですよ!
もし、首すわりが心配でうつ伏せの練習をしたいという方も、遊びの中で上手にうつ伏せを取り入れて赤ちゃんの苦痛な時間にならないようにしましょう。
あまりママが心配な顔をしていると、赤ちゃんもそれを感じ取ってグズグズしてしまうので、うつ伏せの練習時間が笑顔で楽しい時間になるよう心がけてくださいね。
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