新生児のベビーを抱えるママにとって一番気になることは、やっぱり母乳のことですよね。
私も妊娠中から、「母乳ちゃんと出るかなぁ」と気になりながらおっぱいマッサージをしていましたが、産後すぐは母乳の分泌量が足りなくて凄く悩んでしまいました。
出産後に胎盤が出ると母乳も出るとされていますが、これがなかなかに個人差が大きいものです。 産後すぐから十分な量が出るママもいれば、2~3ヶ月、あるいはもっと経ってから母乳育児が起動に乗るママもいるんですよ。
「1日何回くらい授乳するの?」「おっぱいを頻繁に欲しがるけど足りていないの?」「ミルクはどんな感じで足すの?」「起きないときはどうするの?」と、新生児のベビーに母乳を授乳する時に疑問はたくさんありますよね!
今回は、新生児の赤ちゃんに母乳を与える量回数や授乳時間について詳しく紹介していきます☆
新生児期の母乳の1日の回数は?授乳時間は?
新生児期には基本的に、母乳の授乳時間は約3時間に1度を目安とするように、と病院や産院から指導がありますよね。
でも、2時間、もっと早いときは1時間で泣き出してしまったりする新生児のベビーも多く、一体どうしたらいいの?と悩んでしまうママも多いですよね。
母乳を新生児に与える間隔は、きっちり3時間に1度にしなくても大丈夫!
3時間より短い間隔でおっぱいを欲しがるときもあれば、3時間以上寝ていて母乳を欲しがらない赤ちゃんもいるんですよ。
母乳の授乳回数は人それぞれ
「私は母乳の授乳回数が他のお母さんより多いんじゃないか…?」
「みんなどれくらいの頻度で母乳をあげてるの?」
と、ついついネットで調べてみたり、育児書を読み漁ったりするお母さんも多いのではないでしょうか?もちろん、私もそうでした。
でも、母乳育児は個人差が大きく、他の人と比べても仕方が無いので、まずは基本的な授乳の回数や量を知識として知っておきましょう!
母乳の授乳回数は何回でもOK!
新生児期は特に、お母さんのおっぱいの出も個人差が大きく、分泌量が十分に足りている場合は授乳間隔があいて回数が少なくなりますし、まだ足りない場合は、授乳間隔が短くて回数は多くなります。
そのため、基本的な授乳時間は病院や産院で教えてもらえますが、あくまでも「基本」です。
新生児のベビーもその日の気分やその時の状態によって、飲む量が全く変わってくるので、母乳育児の場合はあまり授乳回数を気にしすぎない方が楽ですよ。
乳首を口に含ませるだけでもOK
また、ミルクは赤ちゃんの胃に負担をかけてしまうので、1日に決まった量・回数を与えますが、母乳は消化が良くすぐにお腹がすいてしまうので、1日の授乳回数は何回でもOK!
泣いたらすぐに、欲しがるだけ与えて大丈夫なんですよ!
私も子どもが新生児期は、夜中に10回以上おっぱいを含ませることもしょっちゅう!
おっぱいを飲まなくても、口に含むだけで赤ちゃんは安心するんだと助産師さんから聞くと、大変さが愛おしさに変わりましたよ☆
新生児の授乳はきっちり3時間?起きない場合はどうするの?
さて、そろそろ前の授乳から3時間経つな…おっぱいも張ってきたから母乳の準備も万端!と赤ちゃんを見ても、びっくりなくらいすやすや寝ていて全く起きない!なんてこともありますよね。
赤ちゃんがよく寝てくれれば、その間にお母さんも寝て少しでも出産の疲れを取ったり、家事もできますよね。
自分の時間ができて「やったー!」の反面、「おっぱいはカチカチになってきたし、どうするの?起こすの?」とドキドキソワソワ…。
授乳しないと赤ちゃんの体重が増えないから、起こして授乳をすべき!という意見もあれば、寝ているなら起こさなくてもいい、と言う意見もあったり、判断基準があいまいなので難しいところですよね。
お腹が空いたら起きて泣くから大丈夫!
私の子どもも新生児の頃は、昼に3時間以上良く寝てくれたので、母乳を与えたいけど起こすのも可哀想だし、どうしたものか?と迷うこともよくありました。
それは入院中に、「新生児のうちは、寝ていたら起こして母乳を与えてね。」と助産師さんから言われていたからです。
そのため、私は3時間ごとにタイマーを設定してまで母乳を授乳をしていました。すると母から、「お腹減ったら泣くんだし、寝かせとけば?」と言われました。
「えっそうなの?」とびっくりしましたが、母が言いたかったことは、きっちりタイマーをかけてまで起こして母乳を授乳しなくてもいいのだということ。
そう、4時間寝ていても、お腹が減れば赤ちゃんは泣いて起きるんだし…。その方がお母さんも楽ですよね。
脱水症状には気をつけて!
母乳の授乳の間隔が空くときに気を付けたいことは、寝ていて授乳ができない=水分量が足りなくなるので、脱水症状には注意が必要ということです。
唇がカサカサして乾燥しているようだったり、顔色が悪くなってきたら脱水症状の可能性もあるので、ベビーを起こして母乳を与えましょう!
赤ちゃんの起こし方は、体を強く揺すらないように、優しく顔や体をさすり、名前を呼んであげましょう。
もし起きなくても、乳首を口の中に入れると反射的に吸い出すこともあるので、おっぱいが張ってカチカチになった時も、乳首を口に含ませて吸ってもらってくださいね。
また、母乳は飲んでもらえばもらうほど分泌量が増えていくので、新生児期はおっぱいのためにも4時間以上の授乳間隔は開けない方がいいとされています。
3時間で起きなかったら、4時間で無理矢理でも吸ってもらうのが母乳育児を軌道に乗せるためにもおすすめですよ。
新生児の母乳の悩み…母乳を飲まない!飲み過ぎが心配!
新生児のベビーに母乳を与えたいのに、なかなか飲んでくれない。すぐに乳首から口を離して泣いてしまう…そんな時は、母乳の分泌量が足りていない可能性があります。
赤ちゃんはいくらおっぱいを吸っても出ないから、母乳を飲まないのではなく、飲めなくて泣いているのかも。
搾乳すると十分な量が出ているのに母乳を飲まない場合は、ママの乳首の大きさが赤ちゃんの口に合っていなくて吸いにくい、吸う力が弱くて上手に飲むことができない、といった原因も考えられます。
でも、これらの母乳を飲まない原因は、新生児にはよくあることなので、気にしすぎなくて大丈夫です。
母乳を飲まない場合は、ミルクを足して量を調節すれば問題ないですよ!
ミルクはどうやって足していけばいいの?
産院に入院している間はミルクの足し方や量を教えてくれますが、退院後に自分で調整するのはなかなか難しくて、これで足りているのかな?多すぎかな?と不安になっているママも多いのではないでしょうか?
一般的に、ミルクに記載されている量を目安にします。新生児なら、80ml~120mlですね。おっぱいを含ませ、母乳を飲ませたあとに、ミルクを与えてみましょう。
母乳がたくさん出ていてしっかり飲めていれば、ミルクを残すこともあります。逆に、ミルクをおっぱいの後にもしっかり飲むときは、もしかすると母乳が足りていないという1つの判断基準にもなりますよ!
赤ちゃんに沢山吸わせれば吸わせるだけ、母乳はたくさん分泌されるようになってくるので安心してくださいね。
母乳のあげすぎは心配しなくて大丈夫!
でも、心配は無用!出産後の母乳の分泌量は本当に個人差が大きいもので、新生時期にはなかなか十分な母乳の量が出ないママが多いのですが、赤ちゃんにしっかり吸ってもらうことで、母乳はどんどん出るようになることがほとんど!
また、赤ちゃんもどんどんおっぱいを吸う力が強くなり、飲み方も上手になって飲み過ぎて吐いてしまう、なんて新たな悩みも出てくるママもたくさんいるんですよ。
「母乳をあげすぎなんじゃ…」と、この時期は気にする必要はなし!ママは体力的にしんどい日々が続くと思いますが、赤ちゃんが母乳を飲む練習の時期だと思って、欲しがるだけならおっぱいを与えてあげてくださいね!
まとめ
いかがでしたか?母乳を授乳している時間は、赤ちゃんとの大切なスキンシップのひとつ。
でも、慣れない新生児のころは母乳で悩むお母さんはたくさんいるので、「みんなが通る道」と思えば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか?
たとえ今、母乳の出が悪くても慌てないでくださいね。
母乳の分泌量は母体の疲労やストレスにも影響を強く受けるので、悩んでストレスを溜めてしまうとますます出が悪くなってしまうこともあるんですよ!
そんな時は、ミルクを上手に使って、赤ちゃんと一緒に少しずつ慣れていけばいいのです。
ミルクは母乳より腹持ちがいいので、夜はミルクを多目に飲ませて、ママの体力を回復させるのも1つの方法ですよ。
一生懸命に母乳を含む姿も、限られた時間しか見ることができない貴重なシーンです。限られた授乳期を、赤ちゃんと楽しい思い出にしたいものですね。応援していますよ☆
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