新生児をチャイルドシートに乗せる時の角度はどれくらいが一番安全?

チャイルドシートに乗っている赤ちゃん

現在、チャイルドシートは、成長に合わせてその角度が変えられ、新生児から幼児になるまで使用できるものがたくさん販売されています。

中でもチャイルドシートを使うにあたって一番気を遣うのが新生児の時期ですよね。

生まれたばかりの新生児期の赤ちゃんには、一体どれくらいの角度のチャイルドシートが一番安全なのか、ご存知ですか?

実は、一番安全に使用できると言われている角度は、45度。それが、赤ちゃんの体に負担なく安全を守れるベストな角度であると言われています。

今回は、そんな新生児の赤ちゃんのための、安心できるチャイルドシートの選び方、そしてそのポイントをお伝えしていきたいと思います。

新生児のチャイルドシートの角度はどれくらい?

チャイルドシートに乗っている赤ちゃんまだ骨が柔らかくて体がふにゃふにゃの新生児の赤ちゃん。そんな赤ちゃんが負担なく座ることができる角度が45度と言われており、チャイルドシートの角度もそのようにされているものがほとんどです。

そしてそのチャイルドシートは後ろ向きに取りつけ、万が一の時に首への負担が最小限ですむようにします。

3か月ほど経って首が座ってくると、赤ちゃんは少し自分で起き上がれたり、体を自在に動かすことができるようになってきます。そうなってきたら少し角度を起こして座らせてあげましょう。

しかし、首が座ってきてもしばらくは、チャイルドシートは後ろ向きのままで!が、鉄則です。

新生児期から10㎏未満の赤ちゃんまでは、後ろ向きに取りつけておくのが安全なので、赤ちゃんのことを考えて後ろ向きのまま乗せるようにしてくださいね。

45度の角度は抱っこされているような安心感

実際に赤ちゃんを45度の角度のチャイルドシートに座らせてみると「あれ、ちょっと急じゃない!?」「少し窮屈なんじゃないかな?」と不安に思うママもいるようです。

しかし、これは各チャイルドシートのメーカーでも推奨している、新生児の赤ちゃんの体を考えて考え出されたベストな角度なので安心して使用してくださいね!

45度という角度は、赤ちゃんがママのお腹の中にいた時や、抱っこされている時と似た角度であると言われています。

一見急で、窮屈そうに見えるかもしれませんが、赤ちゃんは一番安心して座れる角度なんですよ。

説明書はキチンと読みましょう

これはチャイルドシートに限った話ではありませんが、説明書はしっかり読むようにしましょう。今はひとくちにチャイルドシートといっても様々なタイプのものが販売されています。

乗り降りの際に回転させることができるもの、フラットに倒すことができて完全に寝かせることができるもの等、いろいろありますよね。

そして、その商品によって、取り付け方や使用方法、推奨されている角度にきちんと決まりがあります。

せっかく赤ちゃんの安全のために買ったチャイルドシートでも、使い方が間違っている際には安全は保障されません。

大切な赤ちゃんのためにも説明書はしっかり読み、「なんとなくこんな感じでしょ」なんてうっかり間違った使い方をしないようにしてくださいね。

チャイルドシートの選び方とその安全性について

チャイルドシート車を持っている赤ちゃんの家庭では、チャイルドシートの着用が義務付けされており、ベビー用品を買いそろえる際にチャイルドシートの購入は必須です。

でもいざチャイルドシート売り場に行ってみると、種類が多すぎてどれがいいのか全然わからない!と思ったことはありませんか?

次に、そんなチャイルドシートの選び方について、詳しくご紹介していきたいと思います。

どのように使いたいのかをよく考えて

チャイルドシートを買うにあたってまず考えたいのが、「いつからいつまで使いたいのか」というポイント。チャイルドシートには大きく分けて3つのタイプがあり、

  1. 新生児~1歳過ぎまで使えるもの
  2. 新生児~4歳頃まで使えるもの
  3. 新生児~7歳頃まで使えるもの

となっています。

せっかく買うなら長く使いたい!と思う気持ちは分かりますが少し待ってください。それぞれ、長所、短所があり、それをきちんと理解したうえで購入することが大切ですよ!

例えば、長く使えるものは、長く使えるかわりに、意外に部品の取り外しが面倒だったりすることがあります。

個人的には、4歳ころまで使えるタイプのものが、安全面やコスパに優れていておすすめです。

安全とは何か?を考えてみよう!

チャイルドシートを買う上で、一番重視したいのが安全面ですよね。

よく分からない、という方は、【チャイルドシートアセスメント】に合格しているかどうかをひとつのポイントにしましょう。

チャイルドシートアセスメントとは、国土交通省と自動車事故対策機構が行っている安全試験です。

優・良・普通・推奨せずの4段階で評価をされ、優の評価の商品は、セールスポイントとして必ずどこかに記載があるはずです。

どれを買おうか迷った時は、よくみて必ず確認しましょう。もしどこに記載があるか分からなければ、お店の人に聞いてみてくださいね!

チャイルドシートのisofixとは?

チャイルドシートチャイルドシートの種類の中には、isofixタイプというものがあります。

安全性が高く、装着するのも簡単のため、近年このタイプのチャイルドシートを選択する人が増えています。

最後に、そんなisofixタイプのチャイルドシートについて、その特徴や選ぶ際のポイントについてお伝えしていきます。

取付簡単で安全性が高い!それがisofix!

通常のチャイルドシートは、椅子を車の座席に置いて、それをシートベルトで固定するのが一般的です。

それに比べてisofixタイプは、チャイルドシートを専用の金具で車に取り付けるので、ささいなズレもなく、確実にチャイルドシートを固定することができます。

決してシートベルトタイプのものの安全性が低いわけではありませんが、取り付ける際にチャイルドシートの裏にシートベルトを通す作業が案外難しく、その時にシートベルトがよれてしまったりすると、安全性が損なわれます。

isofixタイプであれば、金具にシートを差し込むだけで大丈夫なので、確実に装着することができますよ。

しかし、取付をするには、取り付け可能な車かどうかの確認が必要となります。

isofixが使用可能な車とは?

isofixは便利で安全性が高いチャイルドシートですが、取り付けができる車が限られています。

それは、2012年7月以降に販売された車かどうかが重要です。

isofixは、車に金具をつけて直接チャイルドシートをつけるのですが、その金具をつける部分が2012年7月以降の車でないと、ついていないのです。

ご自身の車を確認し、もしそれ以前の車をお持ちだった場合には、シートベルトタイプのものを選ぶようにしてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?まだ体が柔らかい新生児のベビーをチャイルドシートに乗せる時には、45度が一番安全な角度となります。

チャイルドシートによってはフラットになるタイプなど様々なので、まずはお持ちのチャイルドシートの説明書をよく読んで確認することが大切です。

45度の角度のチャイルドシートは、まだ首のすわっていない新生児のベビーには急すぎるように感じますが、一番安全な角度なのです。

メーカーによってはヘッドサポートが付属しているものもありますし、別売りで新生児用のベッドサポートを購入することもできますよ!

赤ちゃんを車に乗せた時に一番大切なのは、いくら泣いてもチャイルドシートから降ろさないこと!です。

大泣きされるとついつい抱っこしてあげたくなりますが、万が一の事故を避けるためにも、心を鬼にしてチャイルドシートに座らせるようにしてくださいね。

報告する

関連記事一覧

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。