赤ちゃんがちょこんとおすわりしている姿はとても可愛らいですよね!
首がすわり、寝返りができるようになると、次はおすわりの番ですが、いつ頃できるようになるのな?と心待ちにしている方も多いですよね。
おすわりが完成する時期は、一般的に生後7ヶ月~9ヶ月の間に完成することが多いです。
でも、この時期の赤ちゃんの成長には個人差がとても大きく出る時期なので、おすわりができるようになるのが早い子もいれば、遅い子もいたり、おすわりする事を嫌がってしまう子もいます。
赤ちゃんはおすわりはいつ頃できる?
赤ちゃんの成長には段階があり、生後3ヶ月頃に首がすわり、次に4~6ヶ月頃に寝返りができるようになり、次におすわりが6~9ヶ月頃にできるようになるのが一般的です。
でも、これはあくまでも1つの目安であり、首すわりから発達が早い子もいれば、ゆっくりと発達する子もいるので、一喜一憂しなくても大丈夫ですよ!
おすわりは、ある日突然できるようになる訳ではなく、最初は支えてあげないと前にぐにゃりと倒れてしまうように、毎日の生活の中で徐々に筋肉を付けながら時間をかけておすわりができるようになるのです。
「うちの子はまだできない・・・」と焦らすに、優しく見守ってあげてくださいね!
おすわりするのを嫌がる・・・練習は必要?
支援センターなどに行くと、同じ月齢くらいの赤ちゃんがおすわりをしている姿を見ると、「うちの子はまだおすわりができない…発達に問題があるのかな?」とナーバスになってしまうママも多いです。
でも、発達には個人差があるので「生後○ヶ月には必ずできていなければいけない!」という決まりはないのです。
赤ちゃんの背中を支えておすわりの姿勢にさせても嫌がる、すぐに前や後ろに倒れてしまう…という赤ちゃんはまだおすわりをするための条件が整っていないだけなのです。
そんな時は、無理に練習をさせたりする必要はありません。
嫌がっている赤ちゃんを無理矢理ベビーチェアに座らせておすわりの練習をさせたりすると背骨や筋肉に悪影響を及ぼしてしまうこともあるので注意が必要です。
生後7ヶ月を過ぎてもおすわりできない・・・大丈夫?
赤ちゃんがいつからおすわりができるのかというと、だいたい生後7ヶ月頃~と先ほどお話ししましたが、実際の所は生後7ヶ月の時点でおすわりができるのは全体の75%程度だと言われています。
つまり、4人に3人は生後7ヶ月にはおすわりができるようになっているということなんですよ。
でも、言い換えてみれば4人に1人の赤ちゃんが生後7ヶ月を過ぎてもおすわりができていないということでもあるんですよ。
このことからも、生後7ヶ月を過ぎてまだおすわりができなくても、ほとんどの場合は心配しなくても大丈夫です。
生後10ヶ月を過ぎてもお座りできなかったら?
繰り返しになってしまいますが、赤ちゃんがおすわりができるようになるのはいつ頃かというと生後7~9ヶ月とお話していますが、もし生後10ヶ月を過ぎてもおすわりができないようなら、他に何らかの原因がある可能性もあります。
おすわりができない原因として考えられるのが、「良性低緊張症」や「精神運動発達遅滞」があります。
これらの症状は自治体の1歳検診などでもチェックされる項目ですが、もし心配な場合は小児科を受診して相談してみるのがおすすめです。
おすわりの練習方法とおすすめアイテム
赤ちゃんがおすわりを嫌がるのに、無理矢理練習をさせるのは身体に負担がかかってしまうことがあるので避けたいことですが、日々のスキンシップでおすわりを誘う方法もあるのでご紹介します。
まず、赤ちゃんを縦抱きにして目線を合わせてあげましょう。
これはおすわりと関係がないようで、実はとても関係があり、ママとの信頼関係を築く「母子相互作用」と呼ばれる大切なことなのです。
今まで横になって過ごすことが多かった赤ちゃんがおすわりの姿勢になると嫌がるのは、不安感が強いからなのです。
そんな時は、まずは赤ちゃんにとって安心できるママのお膝の上で胸にもたれかけさせながらおすわりをさせてあげましょう。
U字型の授乳クッションで腰を支えるのも○
赤ちゃんは腰がしっかりすわるまでは、おすわりをしていても左右・後ろに倒れそうになることが多いものです。
そんな時には、U字型の授乳クッションの真ん中に赤ちゃんを座らせると転倒を防いでおすわりをサポートしてくれますよ。
U字型の授乳クッションをお持ちでない場合は、バスタオルを丸めて左右・後ろに置いておくだけでも大丈夫ですよ。
また、前に手をついておすわりをする姿勢が多くなってきたら、ひとり座りまであと少し!赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを目の前に置いておくと、手を伸ばしてひとり座りができるようになることもありますよ!
寝返りより先におすわりができても大丈夫?
首が座った赤ちゃんが、次にチャレンジする成長過程のひとつが「寝返り」で、個人差があるものの平均的に5ヶ月~8ヶ月の間にできるようになるとされています。
しかし、寝返りを今か今かと待ち焦がれていたのに、なぜか寝返りをしなでお座りをしてしまった!という赤ちゃんもいるんですよ。
実は、赤ちゃんが寝返りをしないでお座りができるようになってしまうのは珍しいことではなく、発達に異常があるわけではないので安心してくださいね。
おすわりよりハイハイが先でも大丈夫!?
赤ちゃんの身体の発達は上から下に向かって成熟していきます。
つまり首→背中→腰→足の順番でできる事が増えていくので、、一般的にハイハイよりおすわりの方が先にできるようになります。
先ほどお話しした、寝返りをしないでおすわりができるようになっても問題ない、というお話とは逆に、おすわりは赤ちゃんの発達段階に置いて重要なポイントでもあるのです。
まとめ
今回は赤ちゃんはおすわりはいつ頃できる?できない時、嫌がる時に練習は必要?と題してお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
赤ちゃんがいつ頃おすわりができるようになるのか?と心待ちにしている方には少し不安になってしまう内容もあったかもしれませんね。
でも、一般的に7~9ヶ月の間におすわりができるようになるので、「うちの子はまだおすわりができない…」と焦らずに穏やかな気持ちで成長を見守ってあげましょう。
ただし、生後10ヶ月を過ぎてもおすわりを嫌がる、安定せずに倒れてしまう、といった場合は、身体の発達に何かしら問題がある可能性もあるので、専門家に相談することをおすすめします。
また、無理に赤ちゃんにおすわりをするための練習をさせると、骨格や筋肉の発達に悪影響を及ぼしてしまう可能性もあるので、練習させるなら1日10分程度ママのお膝に座らせる所からスタートするのもいいですね。
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